過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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602:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/06/14(火) 23:39:46.89 ID:gIaQS3Ny0
「…………」
「…………」

時が止まった、とはまさにこのような空気のことを言うのだろう。
沈黙が降りた部屋の中で、時計が時を刻む音だけがやけに大きく響く。
私と坂本少佐が黙ってお互いを見つめ合っていたのはほんの数秒のことであったが、その数秒の間に私の頭の中をいろいろな思いが駆け巡る。
あの恥ずかしい独白をどこまで聞かれてしまったのか。
いつの時点で目が覚めておられたのか。
いや、それよりとりあえず坂本少佐が意識を取り戻されたことをミーナ中佐たちに知らせないと……

そんな、奔流のように渦を巻く思考を持て余した末に私の言語中枢が紡ぎだした一言は


「お、おはようございます……」


という間抜けにもほどがある一言であった。




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