過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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607:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/06/14(火) 23:55:40.18 ID:gIaQS3Ny0
(ちょ……いで)
(もう…………いの)

入口の方から聞こえる、そんな微かな声。
今まで少佐との会話に夢中で気づかなかったが、閉じられた医務室の入口に複数の人の気配がある。
同時に少佐も気づかれたようで苦笑を浮かべて視線を送ってきた。
少佐に小さく会釈を返すと、入口の方へと歩み寄っていく。

がらっ

「わっ!」
「きゃっ!」

私がドアを開くのと同時に、複数の人影が室内へとなだれ込んでくる。
その面子に、私は小さくため息をつく。

「シャーリーさんにルッキーニ少尉はともかく…………宮藤さんやミーナ中佐まで、何をしておられるのですか」
「ミーナ…………カールスラント人も随分砕けてきたものだな」
「あ、あはは……」
「宮藤も、私は盗み聞きのやり方など教えた覚えはないぞ」
「ご、ごめんなさい」

少佐の呆れたような声に苦笑を返すのはミーナ中佐。
宮藤さんはこの世の終わりのような表情で俯いている。
その横で床に倒れているシャーリーさん、そしてルッキーニ少尉もばつが悪そうに頭を掻きながら立ち上がる。



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