31: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/24(月) 23:42:39.10 ID:xTSJ/ypv0
乃莉「あーもう、何で泣くの?」
なずな「乃莉ちゃん……」
乃莉「引っ越したからって私とか先輩たちとかと会えなくなるわけじゃないんだしさ」
乃莉「ひだまり荘は学校の目の前なんだし、いつでも遊びに来てよ」
なずな「うん、ありがとう」グスッ
乃莉「それに、今すぐってわけじゃないんだからさ」
そういって、乃莉ちゃんは私を抱きしめてくれた。
誰もいない校舎裏、乃莉ちゃんの体温が伝わってきて、思わずドキドキしてしまう。
優しさがすごく嬉しくて、そして辛い。
乃莉「大丈夫だよ」
そう言って私の頭をなでる乃莉ちゃんの姿はとても眩しく見えて、
私は思わず気持ちを口に出してしまいそうになる。
なずな「ねえ、乃莉ちゃん」
乃莉「ん?」
でも、そんなことは許されないから。
なずな「……ありがとう」
そう、乃莉ちゃんの胸の中で小さくつぶやいた。
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