29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 00:59:48.10 ID:kVbbRwGOo
私はブランコに腰掛けていて、
八月の夜、
寒くもないのに足が震えそうで、
食べ終えたクレープの包み紙をくしゃくしゃに握りしめたりして、
バランスの悪いところに居たのに、
唯先輩の方がもっと倒れそうだった。
ふたりとも、答えを最初から知っていた。
キスだってしたこともあって、
あとは誰かがそれを言葉で線引きするだけだった。
でも、そしたら足場が崩れてしまいそうで、
現にその時も唯先輩の足はもつれて倒れそうだったから。
それでも、私の恋人になってください、
と言うのが聞こえた。
その時どうしたか。当然はっきり思い出せる。
私は完璧に再現できる!
「……待ってください。ゆいせんぱい!」
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