過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
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120:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/27(木) 19:33:16.98 ID:4cFJqtI50


「……そろそろ時間か」


適当な店で買った安物の懐中時計で時刻を確認する。左腕にはアサシンブレードをつけている為、時計は付けられない。
必然的にこの時計を持つ事になったが、進んで懐中時計という物を使う理由がそれだけでない事は岡部自身、重々承知していた。
まゆりが祖母の形見である懐中時計をずっと大事そうに持っていたからだ。
あの時計は結局回収出来なかった。まゆりが轢かれた後、そのままにして戻ってきてしまったから。


「……はぁ」


岡部は小さく溜息を漏らし、懐に時計を戻した。
そして時計を懐にしまった次の瞬間、現場に動きがあった。
カラカラとタイヤを転がす音をたてながら、こちらの方へ向かってくる者が現れた。
岡部は電柱に体を隠し、音のする方を窺う。



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