過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
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13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 18:08:35.32 ID:le+00tLo0


――このまま戻れば、ラボには誰もおらず、また難なくタイムリープする事になるだろう。


岡部は幾度となく頭の中で呟いて来た言葉を、また頭の中で呟く。


タイムリープマシン――それは、岡部達が見つけた偶然の産物。
七月の下旬、彼が奇妙な体験をした事が全ての発端だった。

ラジ館へ、とある人物の講演会を見に行った際、彼は殺人現場に遭遇した。
そして、彼はその事実を友人にメールで知らせた。

その瞬間、自分の周囲が――いや、世界が歪み始めた。
世界が自分という点を残し、高速で崩れてゆく。
そして、自分の周りがまた世界が再構成されていった。
奇妙な感覚。その異様な光景に、岡部は脳を揺さぶられ激しい眩暈を起こした。

岡部は揺れる世界の中、何とか目を開けた。
そこで見た光景は――誰一人いない、自分を残して止まった世界だった。
知っていたはずの現在が、過去が、それらが微妙に変わった世界だった。



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