過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
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28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 18:21:26.91 ID:le+00tLo0

そして、夕方の秋葉原に戻る。

もうタイムリープした回数は数えていなかった。
自分が体感した時間を換算すれば、悠に一年、いや二年は過ぎたのだろう。
しかし、そんな事はどうでも良かった。

来る日も来る日も、答えが出切っている鈴羽の父親探しを演じ、そしてまゆりを救う方法を画策していた。
いつからか、橋田にタイムマシンを修理させるような事もしなくなった。
そんな事は無意味だから、せめて一緒にいる時間を作らせ思い出を増やす要因になれば、そう思って外させていた。
タイムリープで、それすらも無かった事になるというのに。


「嘘には二種類ある。人を傷つける嘘と、優しい嘘だ」


父親探しの答えである当人が、ある時こう言っていた。

なら俺にも、優しい嘘をくれ。
まゆりは、死なないと。

嘘でも、良いから。
誰か俺に、そう、言ってくれ。



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