過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
↓
1-
覧
板
20
3
:
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 17:56:28.76 ID:le+00tLo0
「はぁ、はぁ、はぁ……」
乱れた呼吸音が、三つ。仄暗いガード下で響いていた。
その後ろから、不規則に乱雑なリズムを刻みつつ迫る足音があった。
――あと、もう少しなのに。
逃げている集団の先頭を走るおさげの少女が足音の方を振り向く。
先程まで離れていたはずの音がかなり近付いてきていた。
マズイ。このままでは車に到達する前に捕まってしまう。
自分の後に続く二人の男を見る。
一人は帽子を目深に被り息を切らし、膨れた腹を揺らして何とかついて来ている。
もう一人の白衣の男は痩せてはいるが、こちらも体力があるとは言えない。既に汗を額に充満させていた。
自分一人ならもう少し楽に……そんな意味の無い考えが過る。
自分一人が逃げても意味は無い。
重要なのはこの二人なのだ。
未来に絶対に必要な、この二人が。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
140Res/104.45 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1394009690/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice