過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
1- 20
59:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 22:50:57.44 ID:le+00tLo0

「……テンプル騎士団は、俺が言ったように解体させられたんだ。数百年も前にな。
 そんな組織が、何故今頃になって世界を掌握しようとしているんだ」

「消えた訳じゃないよ。地下に潜って、再興の機会を窺っていたんだ。
 そして機を得たテンプル騎士は世界中に広まり、各地に影響力を持っていったんだ。
 イスタンブール、モスクワ、イタリア……各地に触手を伸ばしていた痕跡がある」

「……それって、いつくらいの話なん?」

「最低でも、500年は前。或いは、それ以上かも」

「……」

「テンプル騎士団は、一応平和の為に活動していると言い張ってるけど、内実は違う。
 人々から自由を奪い、徹底的に管理する事で、争いの無い平和を手に入れようとしているんだ」

「正に、悪の組織って感じ……」

「そして、あたし達は戦ってる。平和の為に、テンプル騎士にある物を渡さないように」

「……ある物?」


岡部が聞くと、鈴羽は背負っていたバックパックの中から一枚の写真を取りだした。
そこには均整の取れた美しい模様から光を放つ、何か得体の知れない球体が映っていた。
一体何なのかはわからない。しかし、唯の物体では無い事だけは確かだった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
140Res/104.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice