218: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:12:18.59 ID:KUB7w3vV0
梓「え、うそ……どうして」
頭が混乱している。
いったいぜんたい、どういうことなのか。
219: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:14:37.24 ID:KUB7w3vV0
ふと前を見れば、目線は屋上にいた時よりも遥か上にある。
この赤くて大きな手、暖かい光、もしかしてだけど――
梓「私が……ウルトラマンタロウに!?」
220: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:15:55.93 ID:KUB7w3vV0
タロウは皆さんを優しく地面に下ろすと、怪獣を鋭く見据えた。
『キュルルルルル……!!』
梓「で、でかい……」
221: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:18:18.33 ID:KUB7w3vV0
タロウはいきなり派手に跳び上がり、空中で捻りを加え勢いをつけた飛び蹴り――スワローキックを繰り出した。
そうして怪獣の懐に飛び込むと、怒涛の勢いでパンチの連打を叩き込む。
『キュルルルルル!!』
222: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:19:58.19 ID:KUB7w3vV0
梓「すごい……身体中から、力が湧いてくる」
『梓ちゃん、疲れはないか?』
梓「平気です!このまま一気に畳み掛けて!」
223: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:24:18.55 ID:KUB7w3vV0
………
……
唯「澪ちゃん……あのウルトラマンタロウは」
224: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:26:23.84 ID:KUB7w3vV0
憂「梓ちゃんは誰よりも近くでウルトラマンを見ていたんです」
純「だからこそ、絶望的な状況でも立ち上がれた」
澪「そしてお前を悪魔から救うために、自分にできることを精一杯やったんだ」
225: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:27:53.41 ID:KUB7w3vV0
……
…
『キュルルルルル!!』
226: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:28:44.96 ID:KUB7w3vV0
『梓ちゃん!大丈夫か!?』
「大丈夫……ですっ!」
『よぉし、その意気だ!』
227: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:30:29.02 ID:KUB7w3vV0
『ンンッ……デッ!』
『フハハハ!!ウルトラマンタロウめ、またも殺されに来たな』
空から漂ってきた赤い煙が、一点に集まる。
228: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/22(土) 13:32:54.60 ID:KUB7w3vV0
『キュルルルルル……!!』
『デァッ!トァァッ』
タロウは2体の動きに捕まらないように1体ずつと立ち回ろうとするが、
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