279: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 20:34:16.20 ID:8Zo7JWMQ0
梓「ごめんなさい……光太郎さんにだって、帰る場所があるのに」
『いや、いいんだ。君の気持ちは伝わってきた」
光太郎さんは、そう言って私の頭を撫でた。
『僕をこの世界に呼んでくれて、本当にありがとう」
梓「――どういたしまして」
その手の感触は、私の心を暖かく変えるのに充分すぎるものだった。
『梓ちゃん。君のことは忘れない」
梓「私も――絶対、忘れません」
辺り一面が光で白くなっていき、身体が地上に降りていく。
一体化も解けた今、今度こそ別れの時だ。
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