過去ログ - エドワード「賢者の石の手掛かりを探しに巨人の街へ行く」
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129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/25(金) 01:05:30.51 ID:mWuczEp90




ライト「――肩、凝るでしょう」

マスタング「…は?」

ライト「丁寧な口調はいいって。うん。はは、そのさ、そういうの、慣れてないんだ、僕もさ」

ライト「まさか中佐の地位にまで辿り着くだなんて、思いもしなかったからね…」

ライト「それにあの時、戦場の君はそんな肩の凝る話し方じゃなかったよ。咄嗟のことだった」

ライト「あれが、君の素だ」

ライト「殆どの上官を良く思っていないんだよね、きっと。自分の進路を妨げる壁くらいに思ってる」

ライト「何せ君は未来の成り上がった自己のイメージさえ既に確立している。現状の上官なんて、役立たずの給料泥棒ほどにしか見ていない」

マスタング「……!」

マスタング「大した洞察力をお持ちで」

マスタング「…いや、持っている」

ライト「同類だからね」ニコリ

マスタング「……」

マスタング「上昇志向を持ちながら、現状の地位を予想だにしていなかった、と?」

ライト「うん」

ライト「中佐だとか、大佐だとか、そういうの、あんまりイメージしてなくって」

ライト「――最上の椅子に座った時のことしか考えてなかったからね」

ライト「過程なんて、考えてもいないよ」

マスタング「…」

マスタング「この短いやり取りの間にこれだけ驚かされるような人物と出くわすのは久しい」


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