過去ログ - エドワード「賢者の石の手掛かりを探しに巨人の街へ行く」
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 00:52:07.83 ID:h41ZnB2t0
ブラッドレイ「…君かね。我々ホムンクルスの邪魔立てをするという錬金術師は」

ライト「…」

ライト「まさか…」

ライト「わざわざそちらから出向いてくれるとは思わなかったよ…」

ライト「……キング・ブラッドレイ…」


ウォール・ローゼ 南西部


――風の音が空気を軋ませる。

橙色の髪と瞳の青年、細く鋭い殺意を眼帯に潜めた一国の長。

そこには空気が悲鳴を上げるほどの強い念が渦巻いていた。

爪で金属を引っ掻くような鋭利な殺意が一帯で暴走している。

互いの眼は常人のそれとは一線を画している。

もはや獣を凌駕し、それはまるで、

鬼。

邪。

或いは、

ライト「――悪魔、かな」

ブラッドレイ「…何のことかね?」

ライト「あんたのことだよ」

ブラッドレイ「言うようになったじゃないか。光の錬金術師」

ブラッドレイ「…『光』の二つ名には些か相応しくない眼に変わってしまったな」

ライト「とうに捨てたよ。『光』なんてものは」

ブラッドレイ「国家資格さえ捨て、どこを彷徨い果てているかと思えば、よもや……」

ブラッドレイ「我々の行く手を遮る最大の黒き大樹へと成長しているとは、分からんな。人間というものは」

ライト「御託はもういい」

爪が剥がれ、血が飛び散る。そんな気配が空間を支配したその一瞬。

軋む殺意を破壊し、空気を裂いて、錬成された稲妻は龍へと変貌し、その老年へと襲い掛かった。

鳴る。





――――ガァァァァァァァァァッッッッッッッ……ンッ…!!!!!


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