過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第31位【アラフォーマーズ】
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2014/03/19(水) 22:38:54.79 ID:lkjDMoqBo
「しょ……!? なななな、なに言ってんのよあんた!」
「悪かったな、初恋もまだの新子憧さん」
「は、はあ!? あたしだって好きな人の一人や二人はいるわよ!」
「いや……」
二人は問題だろ。
二人はプリキュアってレベルじゃねーぞ。二人はセクキャバってレベルのビッチだ。
頭とか尻とか軽そう。
「言葉の綾よ! そんな風にあんたの一々細かいとこが気に食わないの! 男の癖に!」
「男の癖って……そういうの、逆セクハラって言う――」
「せっ、セク!? なに言ってんのよ、このセクハラ男!」
「なに言ってって……今、お前が言ってるんだけどな」
「うるさいわよ!」
無茶苦茶だ。色々と無茶苦茶すぎる。
それを言ったら、新子憧に対する須賀京太郎もそれなりに無茶苦茶な感じである。
そもそも京太郎は、紳士だ。温厚である。誠実である。社交的である。
女ばかりの部活でやって来たのだから必然、相手の機嫌を損ねないよう気を付けるし……元々京太郎は、誰かの気分を害するような言動をしないタチだ。
なのに、新子憧の前では時々しばしば中々にこうなってしまう。ある意味、気心が知れてるからだろうか。
……いや、あっちからはかなり敵視されているか。うん。
それでも腐れ縁なのだから――まあ、よしとしよう。
「でも、意外だったな……憧にも、好きな人か」
「う……」
「誰なんだ? 俺の知ってる奴か? なんなら、アドバイスとか告白とか飲みのセッティングとかしてやるけど……」
「……」
「……憧?」
「……なんでそれをあんたに言わなきゃ駄目なのよ。別に関係ないよね?」
「関係は……確かにそうだけど、今まで世話になったから……なんか手伝えないかってな? 何だかんだ、付き合い長いから」
そこらへん、時々――どころではなく――辛辣にあたられるとしても、高校以来の知人。
同じ大学、同じ学部と関係性が深いので手伝ってやりたいという純粋な気持ちだ。
だが、
「……………………はぁ」
とだけ憧は嘆息し、ギロリと京太郎に独特の猫のようなパッチリした吊り目を向けてくる始末。
よく見れば睫毛などが調えられており、お洒落に気を使っていることが判る。
尤も、男性の相手が不得手である以上それは宝の持ち腐れ――、と、片想いの相手がいるんだったか。
そう考えると、大学に入って益々そういった外見へと気を遣っているのも頷ける。
或いはただ単純に、同じ学部学科で、更には家が隣ということで彼女と顔を合わせる機会が増えたがために、
以前より新子憧を目撃するようになった故の錯覚かもしれないが。
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