過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第31位【アラフォーマーズ】
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951: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2014/03/31(月) 22:53:08.30 ID:aec0e1Mho


 なんと答えたらよいものか――。

 言い淀んだその瞬間を、電話口の向こうの呆れ気味な声が鋭く指摘した。


『……女じゃないのかよ』

『バカ、何言ってんだよシン。京太郎に限ってそんな訳ないだろ』

『そーだそーだ、京太郎は俺たちを裏切らないからな? なあ、ソウルフレンド』

「あ、ああ……勿論だろ! な!」


 誤魔化しは――


『……』

『……』

『……聞いたか、陽介』

『……聞いたか、古市』

『今の間は……なぁ』

『知将がそう思うなら……だよなぁ』

『えっ、本当だったのか……!?』


 ――失敗した。

 シン、許すまじ。後でナンパの刑に処すしかなさそうだ。


『オーノー、シンだけじゃなくて須賀まで裏切りやがった!』

『なんて時代だ! ちょっと髪の毛が金髪だからって!』

『いや、金髪は関係ないだろ』

『うるせー! 「銀髪ってクールそうだけど……残念だね」とか「古市くん中学の頃から変わったね(苦笑)」って言われる気持ちがお前に判るか!』

『そうだそうだ! 茶髪もチャラいって見なされるのに、何故か金髪には王子様イメージも付いてるんだぞ!』

『あんたも王子様じゃ……』

『残念王子とか呼ばれても嬉しくないっつーの!』

『これだから巨乳とフラグ立ててる奴は……』

『それは関係ないだろ!』

「あー……後で掛けなおすから」


 三十六計、ジョースター家の伝統的方法である。


「……なんて?」

「あー、麻雀のお誘いだった。……部活の誰か紹介した方が良かったか?」

「……人に寄ってはトラウマ作っちゃうかもしれないわよ」

「そうかぁ? 皆優しいと思うけどな」

「……」
 


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