過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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198: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 09:22:55.37 ID:nYyIS+0E0

――――――翌日


セシリア「……一夏さん」

鈴「昨日は本当に何をやったのよ?」


鈴「また謹慎だなんて」


一夏「いや、これは俺なりのケジメの付け方なんだ」

一夏「昨日は考えなしに棄権なんてしたから、結果として大会が中止になっただろう?」

簪「そ、それは確かにそうだけど…………」

一夏「今まで俺はスポーツマンを気取ってたけど、実際はラウラを倒すことしか頭になくて、…………何も見えていなかった」

一夏「…………この2ヶ月で自分の立場と軽率さというものがようやく理解できたよ」ハア

一夏「“ブリュンヒルデ”や“ゴールドマン”に比べたらちっぽけかもしれないけれど、」

一夏「俺は『〜である責任』だとか『〜としての責任』ってやつを身を以って知ったんだ」

セシリア「一夏さん……」

一夏「だから、これから“世界で唯一ISを扱える男性”として、一人のアスリートとして、どう振舞っていくべきなのかをよく考えておこうと思って……」

一夏「同じようなことを、シャルルやラウラは考えていると思うよ」

簪「そうなんだ」

鈴「わかったわ(なんかどんどん逞しくなっているわね、一夏…………)」

鈴「けど、ラウラはまだ入院しているけれど、シャルルはどうしたのよ?」

一夏「ああ、シャルルか」


――――――“シャルル・デュノア”はもう帰ってこないと思うよ。


一同「!?」

セシリア「あの……、シャルルさんは国からのお呼び出しで少しの間だけ帰ったって話では…………」

簪「そ、そうだよ。何かあったの…………?」

鈴「そうよ。せっかく感じのいい子が来てくれたのに…………」

一夏「家庭の事情なんだ。これ以上は言えない」

一同「(…………家庭の事情)」

鈴「そう、そうなんだ。それなら、しかたないわよね(あれからもう1年以上になるけれど…………)」

セシリア「はい。そうですわね……(どうして私の両親はあの日の時ばかりは一緒にだったのか……)」

簪「そうだね(私もずっとお姉ちゃんのことが…………)」




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