過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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307: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 10:44:10.15 ID:lu3tS7gx0

――――――その後


副所長「さて、排気・乾燥できた頃かな……」

使丁「臨海学校での使用が楽しみだな」

使丁「まあ、俺は用務員として学園に残るんだけどな…………トライアスロンをするまたとない機会を逃してしまうとはな」

副所長「そのためのトライアスロン本場へのハワイ旅行だろう? 自重せよ」

使丁「そうだな。代わりに公費で“グッチ”も付いていくことだし、……………まあ多少は不安は残るが、何事も無くすめばいいな」

副所長「確かにな。あいつはお前以上に1つことに集中するから思い入れや情熱は誰にも敗けないんだが、柔軟性に欠くからな……」

副所長「けど、あいつはあいつで誠心誠意やってるから質が悪いというか…………」

使丁「今日の様子を見る限りだと、箒ちゃんは少しずつ変わっていけそうだね」

副所長「ああ……、少しずつだな」

副所長「――――――本質そのものを変えて万全の体制にするには時間が足りなすぎたな」

使丁「…………言っていてもしかたがないじゃないか」

副所長「まあ、その通りだ。7月7日までにこの俺の才知を賭けて事件など未然に防いでみせる」

使丁「おお……!」

副所長「そこでなんだが、――――――“マス男”?」

使丁「はい、来た! 何かな?」

副所長「詳しいことは臨海学校の留守番をしている間に届けられるブツの仕様書に書かれているのだが――――――」


副所長「――――――」ゴニョゴニョ


使丁「!」

使丁「わかった。やってはみるが、俺一人で設置なんてできるのか?」

副所長「大丈夫だ。設定は事前に業者にやらせているし、俺がその設定を使って実際に動かしたんだから、細かいことは気にしなくていい」

使丁「なるほど。“プロフェッサー”のやることだ。間違いはないさ」

副所長「ああ……、そうだな」

使丁「?」

副所長「さて、救命いかだを改造したダイビングボートの片付け方だが、強力ゴム製のやつは畳むのに一苦労さ」

使丁「こういうのまで取り扱えるなんて、やっぱり“プロフェッサー”は凄いぜ」


副所長「けど、俺には文明の担い手に相応しい技量も精神性もない」


使丁「……何を言っているんだ?」




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