過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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44: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/07(金) 09:28:23.47 ID:kNwJPS9B0

一夏「………………」ジー

一夏「あ! やっぱり!」

鈴「ホッ」

一夏「あの誘導兵器を使っている時は『ブルー・ティアーズ』が動いていない!」

一夏「PICとイメージ・インターフェイスが……被って行動ができなくなってるんだ!」

一夏「A.『ブルー・ティアーズ』は毎回命令を送らないと動かない! しかもその時、本体はそれ以外の攻撃ができない! 制御に意識を集中させているからだ!」

副所長「Excellent!」パチパチパチ・・・・・・

副所長「しっかりと基本を理解できているようだな。ISの起動が今日で、ひ、ふ、み……3回目とは思えないな」

副所長「その通り。『こいつ』は第3世代兵器である機体と同名の誘導兵器『ブルー・ティアーズ』を活かすためだけに組まれた、――――――欠陥機だ」

副所長「無防備になることを踏まえた上で遠距離射撃型にしたという妥協しまくりのふざけた機体だ」

副所長「まあ、ハイパーセンサーの改良あるいは誘導兵器に運用データを入れれば、PICが使用不能になる欠陥は克服されるとは思うけどな」

副所長「はっきり言って、『ブルー・ティアーズ』は完成機を造るための捨て石というわけだ」

副所長「この弱点を突くんだ」

副所長「まあ、ISに究極の完成機などまだまだ形になっていないから欠陥機もないのだがな」

簪「でも、弱点はわかっても、間合いを取られたらどうしようもなくなる…………」

副所長「心配するな、簪ちゃん。ISの戦闘スピードは従来兵器の比ではない。ハイパーセンサーで認識力が強化されても肉体がそれに追いつくことはない」

副所長「懐に飛び込んでしまえば格闘機の方が有利なんだよ」

副所長「お前の姉はそうやって並み居る雑魚を蹴散らして“ブリュンヒルデ”となったんだ」

一夏「おお!」

副所長「よって、お前が使う『打鉄』は簪ちゃんの『打鉄弐式』と同じく機動性を重視した調整をさせてもらった」

副所長「お前に渡す専用機も高機動強襲型の格闘機だから、安心して乗り換えてくれ」

副所長「いやむしろ、――――――パワーアップするから今のうちに乗りこなしてみせろ、“千冬の弟”よ!」

一夏「おお!(さっきからこの言葉しか出ない! それぐらい感激だ!)」

副所長「だが、さすがに調整したとはいえ、完全に対応しきれるほどの機動性は確保できなかった。元が元だけにな」

副所長「『打鉄』用の高機動パッケージを使えば何とかなったかもしれないが、『打鉄弐式』の設計が終わった後に譲渡しちまった…………」
          ・・・
副所長「だから、ある奥の手を仕込ませてもらったよ?」ニヤリ
         ・・・
一夏「――――――奥の手?」ゴクリ

簪「あ、副所長――――――!?(あの顔をしている時は絶対に掟破りをする時だよ!)」

鈴「何々? これだけ盛り込んだんだから、最後まで言いなさいよ」

副所長「ふふふ、それはな――――――」








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