過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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46: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/07(金) 09:30:45.14 ID:esIQ1gOT0

副所長「お前はド素人で身体も訛っている上に戯け者だ」

副所長「お前と同じ歳で、誰にも負けない力、親無しでも生きていける知恵、強靭な意志を持っていた織斑千冬と比べること自体がおこがましいんだ!」

一夏「!!??」

副所長「お前はこれまで、ISのことや織斑千冬の普段の姿ついて何も知らなかっただろう」

副所長「そのお前が、たまたま姉と同じようにISを扱えるようになったからって、」

副所長「――――――“織斑千冬”に成り切れるなんて思うな」

一夏「お、俺は別にそんな――――――!」

副所長「まあ、そんなことは今は重要じゃない」

副所長「……これだけは聴かせろよ?」


副所長「お前は勝ちたいか、あのタレ目女に? どんな手を使ってしても!」ゴゴゴゴゴ


一夏「えと…………(こ、言葉が出ない…………千冬姉以上に俺は怯えているのか?)」

副所長「はっきりしろ! こっちとしてはな、お前の無茶に道楽として付き合うにも限度というものがあるんだっ!」

副所長「このまま行けば無残に負けて、――――――“日本男子の恥晒し”“女が強いご時世で無闇に刃向かった愚か者”になるぞ!」

副所長「お前はそのことを考えたことはあるのか!?」

一夏「くっ…………(俺は、俺は――――――)」ググッ

副所長「(本当に手間のかかる姉弟だ。御しやすいんだか、御しやすくないんだか…………)」フフッ

一夏「……………………勝ちたい」ワナワナ

副所長「何ぃ? 聞こえんなー」


一夏「勝ちたい!! 俺はセシリアに勝ってみんなの鼻を明かしてやるんだっ!!」


副所長「よく言った!」

一夏「あ」

副所長「その意気を忘れるなよ? お前が自らに課したものの重みを力に変えろ」

一夏「あ、ああ…………(何を戸惑っているんだ、俺は…………)」

副所長「返事は全て『はい』だ! 男なら自分の言った言葉に責任を持てぇい!」

一夏「は、はいっ!」ビシッ

副所長「(これぐらい発破をかけておかないと、いいデータは取れないからな。この際、基本技術云々よりもモチベーション重視だ)」

副所長「(この子は何もかもが不足している。ならば、簪ちゃんが感じ取った才能と千冬譲りの勝負強さが上手く働くことを期待する)」

副所長「よし、『ブルー・ティアーズ』打倒のために、明日は実戦で役に立つ技術を浅く広くでいいから学んでもらうぞ」


副所長「まずは、――――――「高速切替」だ」





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