過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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53: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/07(金) 09:36:09.37 ID:esIQ1gOT0

セシリア「ここまでやるだなんて――――――」

セシリア「けれど、無駄な足掻きですわ!(――――――『ブルー・ティアーズ』!)」

一夏「――――――いける!(時間制限がきついけど、今のスピードなら対応できる!)」スパッ

セシリア「っ!?(――――――斬られた、ですって!?)」

一夏「よし!(イメージ・インターフェイスで自由に動くとは言っても、4つを同時に動かすとなったら命令が極端なものにしかならない!)」スパッ

一夏「残り2基!(だから、誘導兵器の動きは必ず俺の身体の反応が遠いところを狙ってくる! 数に惑わされるけど、複雑なようでいて実は単純だったんだ!)」

一夏「距離を詰めればこっちが有利だ!」

セシリア「そう簡単に行くとお思い!」ジャキ、バヒューン!

一夏「(よし。ここは一旦間合いを取って『ブルー・ティアーズ』が再発射されるのを待つんだ。――――――ここまでは副所長の言った通りの展開だ!)」ヒュン

セシリア「数は減りましたけれど、逆に精密さは上がりますわ(今度こそ! ――――――『ブルー・ティアーズ』!)」

一夏「――――――っと!(――――――今だ! これで決めてやる!)」

一夏「そっちこそ! 自分が格好の的になっていることを忘れるなよ(――――――「高速切替」!)」ジャキ

セシリア「なっ!?」ビクッ

――――――

山田「え、あれは『ラファール・リヴァイヴ』用のライフル!? 標準装備のアサルトライフルではない!?」

千冬「…………」チラッ

副所長「どうかしましたー、織斑先生?」

千冬「まあ、後付装備ぐらいは目を瞑っておいてやる」

山田「これは「高速切替」――――――!?」

山田「こんな高等技術を短期間でものにするだなんて――――――」

千冬「落ち着け、山田先生。これはブラフだ」

千冬「射撃訓練も満足にできず、しかも中距離以遠の火器管制システムまで載せる余裕もなかったはずだから、撃ってもまずあたらん」

千冬「本当の目的は、飛び道具を持っていることを『ブルー・ティアーズ』を使用して未防備になった隙に見せつけることで、揺さぶりを掛けることにあるのだろう」

千冬「そして、揺さぶられてできた思考の空白を突いて接近戦でケリをつけようという魂胆だ」

千冬「とにかく近づきさえすれば、近接戦闘用装備を全く持たない『ブルー・ティアーズ』の負けは確定するのだから、それを念頭に置いたトリックだ」

山田「な、なるほど……」

千冬「相手の意表をついて無理やり勝利をもぎ取ろうというこんなやり方を考えられるのは、――――――やはりお前しかいないな」

副所長「」ニヤリ

千冬「フッ」

千冬「だが、そう上手く行くものかな?」

――――――


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