過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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58: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/07(金) 09:40:10.72 ID:esIQ1gOT0

――――――その夜


一夏「負けちゃったな…………(あれだけのお膳立てをしてもらって、十分に勝てたはずなのに――――――!)」ハア

使丁「こんなところにいたのか、一夏くん」

使丁「補導の対象になるから早く寮に帰りなさい」

一夏「…………用務員さん」

使丁「それと、――――――温かいココアはいかが?」スッ

一夏「ありがとうございます」






一夏「…………勝てる相手だったのに負けてしまいました」

一夏「スパートを掛けるタイミングが悪かった――――――いや、やっぱり代表候補生との実力の差が出たってことですよね」

使丁「そうだな。対戦競技の世界は常に自分と相手しかいないものだ」

使丁「一夏くんがあのタイミングでスパートを掛けることを決断したのも、極論相手の出方によるものだった」

使丁「だから、『もう少し粘るべきだった』――――――己の判断ミスに帰することになるな。極論だが」

一夏「…………はい」

使丁「だが、今日の敗北は数ある敗北の中でも一番勝利に近いものだっただろう?」

使丁「これはビギナーズラックなどではない」

使丁「ISに乗って間もないきみが代表候補生をここまで追い詰めることができたのだ」

使丁「むしろ、きみの中の可能性を多くの人が認識する結果になったんだ」

使丁「だから、今はそれでいい。それから織斑先生の指導の下でじっくりと実力を蓄えていけばいいのだから」

一夏「はい」



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