過去ログ - 魔王「幼き魔王の物語」 -SS速報VIP

過去ログ - 魔王「幼き魔王の物語」

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11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:37:32.09 ID:A29u+QRx0
……

側近「いかがですか、馬車の旅は」

魔王「馬車移動も楽じゃないんだよなぁ。お尻痛いし」

12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:38:05.34 ID:A29u+QRx0
側近「お考えいただけましたか？」

魔王「何の事だ？」

側近「国葬の件です。先代のご遺体をあのままにしておくわけにはいきませんので」

以下略

13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:39:31.28 ID:A29u+QRx0
魔王「関係者だけで質素に終わらせないか？お父様はあまり派手なのは好まないはずだ」

側近「……魔王様、自分が何を言っているか分かっていますか？」

魔王「王の死だ、国を挙げてやらなければいけないということは百も承知だ」

以下略

14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:40:14.15 ID:A29u+QRx0
魔王「お前の言わんとすることはわかる、しかし……」

側近「……この件については他の方々も交えてまた話し合いましょう」

側近「このままですと平行線になりそうですし」

以下略

15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:40:41.79 ID:A29u+QRx0
側近「さて、そろそろ目的地に着きますよ」

魔王「ん、案外早かったな」

側近「魔法で馬に強化を施してあります。名づけるなら強化馬と言ったところでしょうか」

以下略

16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:41:41.86 ID:A29u+QRx0
……

「大変申し訳ありません。こちらは何の準備も出来ず……前魔王様がお亡くなりになられて大変だというのにわざわざ足を運んでもらって」

側近「いいえ、構いません。突然訪問したのはこちらですので気になさらないでください」

以下略

17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:43:20.64 ID:A29u+QRx0
「いやいや、可愛らしい子で。まだ小さいのにお姉さんのお手伝いかい？」

側近「……こちらが前魔王様のご息女、新しい魔王様です。出来ればなるべくご無礼の無いようにと……先に言っておくべきでしたね」

「え……え！？そ、それは大変失礼しました！」

以下略

18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:45:22.51 ID:A29u+QRx0
「すみません、あなた様が繰り上がって魔王になったのだと思いまして……」

側近「その案もありましたが蹴りました。私は王の器ではありませんので」

「しかし……まだ継承して日も浅いというのにわざわざ直接視察に来ていただけるなんて。ありがとうございます」

以下略

19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:45:59.46 ID:A29u+QRx0
魔王「な、なぁ側近、とりあえず私は何をすればいい？」

側近「話の邪魔ですので散歩でもしていてください」

魔王「」

以下略

20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:47:24.89 ID:A29u+QRx0
側近「とはいえ、今あなたが出る幕は実際ないので外の様子でも見てきてください」

魔王「結局お払い箱か！？」

側近「その眼で畑の様子を直接見てきてください。私は一度見ていますので」

以下略

21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/03/08(土) 00:48:00.90 ID:A29u+QRx0
「あの……魔王様大丈夫ですか？」

側近「ま、これから少し黒い話を交えたりするので、まだそういうことはあの娘に聞かれたくないという配慮です」

「それは一体……」

以下略

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