150:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/28(金) 08:14:12.38 ID:p20cCeyH0
…………
ドサッ
海未「……くっ、それはおばさんが一番お気に入りにしている包丁。 高坂家の厨房には包丁が4本あってうち3本はセットになっておりそんなに多くの包丁を使う機会なんてないのについついお買い得だったからという安易な理由で買ってしまったもので、同じメーカーのはずだがこの包丁だけはやたらと切れ味がよく他の2本はというとこれまでを合わせても未だに5回ほどしか使われたことがないらしい。 しかも驚くことにこの包丁には他の2本と見分ける印のようなものは一切ついていないにも関わらず料理の際はまるで手に吸い付いてくるようにいつもこの包丁が選ばれるという。 これはおばさんのスキルのひとつなのだろうか、はたまた偶然なのか、それとも……。 無論おじさんが厨房に立つ際にはこのスキルは発動されない。 穂乃果と雪穂はまず料理をしない。 そもそもなぜこの包丁だけそんなに切れ味がいいのかというと、それは明確にされていない。 一説によると同じメーカーが作っている高級包丁を作る際に使われる金属がたまたま量産用の金属に混入してしまい、それによってこの包丁がまさかお買い得な値段で販売されることになってしまったとかそうでないとか。 そして今回、穂乃果がこの包丁を選んで持って来たのはただの33.3%という確率による代物だったのだろうか。 もしそのような偶然の産物でなく、必然だったなら……おばさんの能力はしっかりと娘にも遺伝されていることになる。 だが穂乃果が厨房に立つことはないため、この能力の遺伝を検証するための統計をとることはできない。 ちなみに残りの一本は私が昨年のおばさんの誕生日にプレゼントとして贈ったそこそこのお値段がする包丁である。 もちろん他の3本とは柄が異な…………」
ズサッ
海未「」
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