153:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/28(金) 08:18:22.13 ID:p20cCeyH0
穂乃果「……はぁ、はぁ……。 そ、そうだ……。 あっちで言うの……カハッ……忘れちゃいそう……だから……今言うね……?」
穂乃果「はぁ……ふぅ……。 私はね、ちゃんとことりちゃんのことみてたんだよ? ちゃんとことりちゃんのこと大好きだったんだよ? ……不安にさせちゃってごめんね……。 でも私たちが一緒になったら海未ちゃんがひとりになっちゃって……それがたまらなく嫌で、苦しくて、辛くて……。 海未ちゃんも一緒になれれば、って考えてたらいつのまにか海未ちゃんのことばかり見てて……」
穂乃果「だから……今あの時のことりちゃんの質問に、答えるよ」
穂乃果「ことりちゃんが言ったとおり、私は海未ちゃんが好き。 でもこれはことりちゃんへの好きって気持ちより優れてるなんてことはないし、劣ってることもない」
穂乃果「私は……2人が大好きだった」
穂乃果「だけどもうことりちゃんをこっちの世界に連れ帰ることはできない……。 それならさ、今度こそ私がそっちまで迎えにいくしかないよね。 でもそれじゃあまた海未ちゃんを置いていっちゃう」
穂乃果「だからちょっと強引だけど海未ちゃんも連れてきちゃった。 ……これでよかったんだよね……、これで……」
フラッ
穂乃果「あれ……」
ガンッ
穂乃果「あ……ぁ……ぐ……」
穂乃果(もう、ことりちゃんの身体硬いよ……。 頭が割れそう……。 ってこれは墓石か。 そりゃこんなに痛いわけだ)
穂乃果(もう目の前は真っ暗。 手足の感覚もない。 痛みなんて感じない。 あんなに賑やかな都会の喧騒も聞こえない。 寒い)
穂乃果(大人になったことりちゃん、きっとすごい美人さんになってるんだろうな。 海未ちゃんには……いきなり包丁で刺しちゃったこと怒られそうだな……)
穂乃果(海未ちゃんがお説教して、私が拗ねて、それを見てことりちゃんが微笑んでる。 そんな当たり前の日々にやっと戻れる。 だから、さ。け 今度こそ絶対に……)
しあわせに、なろうね。
TRUE END「世界が変わっても」
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