38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:34:47.66 ID:tLsCXW/c0
  
  
 医者「……ふむ、おそらくは記憶障害でしょうね」 
  
 ほの母「記憶障害……」 
39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:35:22.82 ID:tLsCXW/c0
  
 穂乃果「……ん」 
  
 雪穂「目が覚めた?」 
  
40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:35:51.70 ID:tLsCXW/c0
 雪穂「いい?  あなたの名前は高坂穂乃果。  22歳」 
  
 穂乃果「こうさか……ほのか」 
  
 雪穂「そして私の名前は高坂雪穂。  20歳。  そしてお姉ちゃんの妹なの」 
41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:36:31.19 ID:tLsCXW/c0
  
  
 穂乃果「……よっ、と。  うぅ……」 
  
 海未「がんばってください穂乃果」 
42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:37:02.04 ID:tLsCXW/c0
 海未「その、最近敬語を使わなくても慣れてきましたよね?」 
  
 穂乃果「んー、そうだね。  でもまだちょっと抵抗あるけど……それがどうかしたの?」 
  
 海未「えっと、ですね。  ……その、あなたには私のこと、昔みたいに『海未ちゃん』と呼んでもらいたいのですが……」 
43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:37:34.57 ID:tLsCXW/c0
 海未「穂乃果?  何か言いました?」 
  
 穂乃果「え?  あ、ううん!  なんでもない!  それより今日は外に連れて行ってくれる約束だよね!」 
  
 海未「ええ。  車椅子でならいいと先生もおっしゃってくれましたし。  あと二往復できたら出かけましょうか」 
44:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:38:22.60 ID:tLsCXW/c0
  
 穂乃果「うわぁ……。  窓からは何度か見てたけど、本当に田舎だねここ」 
  
 海未「そうですね。  でも私はここのゆったりとしている空気は好きですよ。  お隣の秋葉原の波に飲み込まれてしまいそうで不安にはなりますが」 
  
45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:38:50.06 ID:tLsCXW/c0
 海未「過ごしてきた場所というと、学校とかでしょうか」 
  
 穂乃果「うん。  ほら、私って高校に対して強い思い入れがあったみたいでしょ?  だからそこに行けば記憶が戻る足がかりになるかな、とか」 
  
 海未「別に急いで思い出そうとしなくてもいいんですよ?」 
46:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:39:41.71 ID:tLsCXW/c0
  
 穂乃果「……」 
  
 海未「落ち込んでしまうのも無理はないですね」 
  
47:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/09(日) 01:40:14.75 ID:tLsCXW/c0
 穂乃果「自殺……」 
  
 海未「はい。  ことりのお母さん……理事長もかなり心を病んでいたみたいで、無理もないですよね。  愛しの家族を2人まとめて失くしたのですから」 
  
 穂乃果「……」 
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