11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 14:51:24.62 ID:2XKtwCeO0
私は高いトーンで声を上げてしまいました。誰だって驚いてしまうと思います。
だって、二人しかいない、と言う事は。
「………」
藍子さんと、私だけ。
驚愕の事実が私に圧し掛かり、言葉を失ます。
「プロデューサーさん、肇ちゃんに話して無かったんですか…?」
「わざわざ言う事でもないかなって…」
おかしいとは思っていました。片田舎から私なんかをスカウトするくらいでしたから。
よっぽど人材不足なのかとは思っていましたが、ここまでとは想像していませんでした。
「肇ちゃん、怒ってます…?」
不安気な表情で藍子さんが私に問いかけてきます。
「ご、ごめん肇。騙したみたいになっちゃって…」
「騙したみたい、ではなくて騙してますよ! もっとしっかり謝ってくださいっ」
そう言って藍子さんが背中をバシッと叩きました。
「うぐっ… 肇、すまなかった。今からで嫌だと言うんなら…」
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