過去ログ - 【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート６【安価・コンマ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート６【安価・コンマ】

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362: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/17(月) 23:34:37.96 ID:32woGVb70
海東「ねえ士、僕は君と戦いに来たんじゃない」

士「だったら俺の前から姿を消すんだな。俺は全てを破壊する。
　　お前に戦う意思がなくとも、だ」

以下略

363: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/17(月) 23:40:19.96 ID:32woGVb70
士「さあな。もう……忘れた」

小夜。
海東が今ここにいるということは、きっと今も一人なのだろう。
だが、もしうまくいけば夏海やユウスケが様子を見に行くかもしれない。

以下略

364: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/17(月) 23:44:29.62 ID:32woGVb70
夏海「ユウスケ……本当に、士君を……？」

クウガ「……仕方ないことなんだ！」

そう言って拳を構え駆け出したクウガの攻撃を避けつつ、海東と夏海の動向を探る。

以下略

365: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/17(月) 23:51:55.85 ID:32woGVb70
だからこそ、夏海に決意させるために必要な犠牲がある。
それは……

ディケイド「……消えろ！」

以下略

366: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/17(月) 23:57:35.22 ID:32woGVb70
夏海「そんな……ユウスケ！」

ほとんど悲鳴のような声でユウスケの名を呼んだ夏海が、その場に崩れ落ちた。
海東はいつの間にか姿を消している。
お得意のインビジブルでも使ったのだろうか。

以下略

367: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:03:15.12 ID:uovPOb190
キバーラが剣を構え向かってくる。
そして、その剣が止まることはないだろうと思える場所へ届いた時、
ライドブッカーを投げ捨てた。

これで、自分は防御も攻撃もできない。

以下略

368: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:12:13.75 ID:uovPOb190
頭が真っ白になった。
この声が聞こえるはずがないのだ。
彼女は今、一人で家にいるはずなのだから。

それなのに、その声は段々と近づいてくる。

以下略

369: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:20:24.69 ID:uovPOb190
海東「……遅くなってしまったね」

夏海「大樹さん、それに、小夜ちゃん……？」

小夜「うそ、こんなの嘘だよ、お姉ちゃん……」

以下略

370: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:30:21.44 ID:uovPOb190
光が収まった時、士の姿はどこにもなくなっていた。
破壊から創造を生み出した破壊者は、世界のどこにも痕跡を残さずに消えてしまった。

もう永遠に、戻ってくることはないのだろうか。
どこか信じられない想いでそう考える夏海の肩を叩く者があった。

以下略

371: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:37:23.72 ID:uovPOb190
暗い場所。
何も見えない。

手探りで前に進もうにも、本当に自分の足が向かうのが前なのか分からない。
何の感触もない世界。

以下略

372: ◆l2oMVBi5qY[saga sage]
2014/03/18(火) 00:46:42.73 ID:uovPOb190
少しずつ、少しずつ……眠りにつくようにゆっくりと、
思考が闇に呑まれていたその時、突如として目蓋越しに目を突き刺そうとする光が現れた。

驚きながら目を開けると、その光はまっすぐ前から伸びてきている。
こんな暗闇に、どうして光があるのだろう。

以下略

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