過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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[saga]
2014/03/22(土) 06:33:39.80 ID:xAPwkA6xo
妃宮千早「か、薫子さん、ごきげんよう」
神近香織里「薫子……見事な滑りよ。見ていて気持ちが良いわ」
宮藤陽向「薫子お姉さま――私、感動しましたっ! 見事な滑りっぷりですっ!」
別に受けを狙う為のものではなかったが――薫子はその場で呆然と立ち尽くす。
栢木優雨「かおるこ? なにを……たのむの?」
皆瀬初音「わ、わぁ〜! 薫子ちゃん、武士さんみたいでカッコいいよ!」
神近香織里「初音……それは傷口に塩を塗る行為よ」
我に返った薫子は一つ、お願いをしてきた――。
七々原薫子「も、もう一回、やり直してもいい?」
妃宮千早「――いえ、止めておいた方が、薫子さんの為かと……」
七々原薫子「だ、だ、だよねー! あははっ……」
薫子が滑ると言う一悶着があったものの……薫子と初音、優雨が到着し病室内が一気に賑やかになる。
香織里は薫子に少し用事があると言う事で千早の病室を後にし、同階の休憩室に向かった。
七々原薫子「えっと……どしたの?」
神近香織里「二つ聞きたい事があるわ。一つ目は、あなたのボディーガードさんは無事なの?」
七々原薫子{んっ? あぁ、順一さんの事ね。なら問題なしっ! 朝方に連絡が入って、二十人切りだーっとか、自己新記録だーっとか、意気揚々に語ってたよ」
神近香織里「そ、そうなのね。では、怪我はされていないと言う事かしら?」
七々原薫子「うん、無傷なんだって――しかも、『武勇伝にします』だなんて言っちゃうぐらいだよ」
神近香織里「なんだか……心配して存した気分だわ。楽観的と言うか、危機感が欠如していると言うか――何となく薫子に似てるわね」
七々原薫子「えっ? 香織里さん、なにか言った?」
神近香織里「――何も言ってないわよ。それじゃ、二つ目ね。学院内と此処に来るまでの間、特に気になる事はなかったかしら?」
七々原薫子「んー、やっぱり千早は? ってのは聞かれるけど……適当にインフルエンザで寝込んでる。って事にしてるから大丈夫だよ。それに此処に来るまでの間、何もなかったよ」
神近香織里「……なら数日間は問題なし、と言う事にしておきましょうか」
香織里は薫子との会話を切り上げ、千早の病室に戻る。
栢木優雨「ちはや……だいじょうぶ? いたくない?」
妃宮千早「大丈夫よ、優雨ちゃん。心配掛けてごめんなさいね」
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