過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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127: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/22(土) 16:16:53.86 ID:xAPwkA6xo
宮藤陽向「いやぁ〜、食べ過ぎま――うぷっ……お姉しゃま……気持ち悪いですぅ……」

神近香織里「はぁ、呆れるわね……陽向、何しに来たのよ。ソファで横になってなさい」

妃宮千早「まぁまぁ、陽向ちゃんらしくて可愛いですよ」

栢木優雨「ひなた……よしよし――」

 優雨は横になった陽向の傍にちょこんと座り、食べ過ぎで気持ち悪そうにしている陽向の背中を擦り始めた。

妃宮千早「陽向ちゃんは優雨に任せるとして――初音さん、ただお見舞いに来ただけではありませんよね?」

皆瀬初音「そうですね……既に喫緊の問題は梶浦先生より伺っています」

妃宮千早「初音さん、まだ貴方一人しか内容は知らないですよね?」

皆瀬初音「はい。内容に関して私からではなく、千早ちゃんの口から説明した方が……と思いましたので」

妃宮千早「――薫子さん。他の問題が山積しています。ですから、私の今の状態を簡潔に言いますと――」

七々原薫子「う、うん……」

 千早の真剣な表情に、場の空地が急に重くなり始める。
 薫子の目を見て、千早は言葉を紡ぐ――。

妃宮千早「担当医の判断からして、私は当分……歩けないようです」

七々原薫子「――えっ? ちょ、ちょっと千早……冗談だよね?」

妃宮千早「具体的な内容は精密検査次第との事で――現段階では医師の推測ではありますが」

七々原薫子「それって……えっ? ちょっと待って、突然過ぎて整理が――」

妃宮千早「現状で推測ですから、外れれば直ぐに回復する事も考えられますが……」

七々原薫子「か、香織里さんも初音もこの事……知ってるの?」

神近香織里「えぇ、今朝聞いたわ」

皆瀬初音「私はここに来る前に梶浦先生から」

七々原薫子「ね、ねぇっ! 香織里さんも初音も――なんであたしに……先にっ!」

妃宮千早「お二人に責はありません。薫子さんには直接、私自身からと思い……ごめんなさい」

七々原薫子「っ……そんな言い方ずるいよ。怒ってるあたしが馬鹿みたいじゃん……」

妃宮千早「怒りに震えるのは当然の事です。この事態を招いた要因は、全て私の独断行動による結果ですから」

 病室内の時間が停止しているかの様な、静けさに数分間もの間、包まれる。


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