過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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[saga]
2014/03/22(土) 19:07:33.29 ID:xAPwkA6xo
七々原薫子「――やいやい、者共、控えおろう!」
妃宮千早「ですからこの問題は――」
神近香織里「そうね。私はその方面で手を――」
皆瀬初音「香織里ちゃん、出来る限り穏便にお願い――」
栢木優雨「じー……かおるこ、さむい」
宮藤陽向「むにゃ……うにゃ……。はっ! はは〜……うにゅ……」
七々原薫子「ちょ、ちょっとぉ……無視しないでよぉ」
神近香織里「あら? 薫子、早かったわね」
妃宮千早「ふふっ、香織里さんの言う通り心配は杞憂でしたね」
皆瀬初音「優雨ちゃんは、薫子ちゃん見たいな大人になっちゃ駄目だよ」
七々原薫子「ちょっと、初音っ! さり気なく失礼!」」
こうして先ほどの問題経穴方法を薫子にも理解出来るように説明する。
神近香織里「――と言う事で……って分かってるの薫子?」
七々原薫子「う〜ん……う〜ん。分かんにゃ――へぶっ!」
香織里は小机の上に置いてあった、雑誌を丸めて薫子の後頭部を軽く叩いた。
神近香織里「へぇ……分からないのねぇ。薫子くんは出来が悪い子なのね……ふふっ」
宮藤陽向「うにゃ……んんっ……はっ! お姉さまのその目……こわっ!」
七々原薫子「は、はいっ! 香織里さんに懇切丁寧に説明して頂いたおかげで、理解出来ましたぁっ!」
神近香織里「まったく……そこの二人は浮かれ過ぎよ……」
妃宮千早「いいじゃないですか。あまり気負い過ぎても仕方ありませんから」
神近香織里「まぁ……そうね」
妃宮千早「――あっ、忘れる前に一点。長くても一週間程で学院に戻ります。その間に回復するとは思えませんが……皆さんで諸問題を解決致しましょう」
皆瀬初音「千早ちゃん、一週間で退院して大丈夫なんですか?」
妃宮千早「恐らく大丈夫です。それに皆さんに任せっきりではいけませんし、どの様な形であれ、エルダーとして役目を全うしなければいけません」
神近香織里「千早――分かったわ。隊員までの間に出来る限り、私達で片付けておくわね」
七々原薫子「あたしと千早――二人で一つじゃないと、ダブルエルダーの意味がないもんねっ!」
皆瀬初音「千早ちゃん……私も頑張ってみるからね!」
宮藤陽向「さっすがですっ! 千早お姉さまは、やはりとのが――んんぐっ!」
神近香織里「あら? 陽向――もっとお遊戯(と言う名の教育)がしたいのかしらぁ?」
栢木優雨「ちはや、わたしも……がんばる」
妃宮千早「優雨……ありがとうね。では皆さん……ご迷惑をお掛けしますが――宜しくお願いします!」
――午後十七時、香織里や薫子、初音達は聖應女学院に戻る為、帰宅の途に付く。
千早の長く、忙しい入院一日目が過ぎようとしていた――。
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