過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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132: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/22(土) 21:46:28.67 ID:xAPwkA6xo
 ――入院二日目、午前九時四〇分。
 今日は至って普通の病院食メニューだ。
 そして……病院食を丁度、食べ終えた頃――背広姿の男性二人が千早の病室を訪れる。

背広男性1「――御門千早さんでしょうか?」

妃宮千早「はい、そうですが……どちら様でしょうか? ――いえ立ち話も失礼ですから、お入り下さい」

背広男性1「では失礼致します」

背広男性2「朝早く、お休のところ申し訳ございません」

 一人は五十代の中年男性、もう一人は三十代の男性。
 どちらも身なりはしっかりとしており、清潔感や信頼感もある。

背広男性1「私共は、こう言う者です」

背広男性2「同じく」

 男性二人は背広のポケットから警察手帳を取り出し、千早に見せる。
 五十代の中年男性は、『神奈乃県警察・刑事部・捜査第一課の安藤警部』
 もう一人の三十代の男性は、『神奈乃県警察・刑事部・捜査第一課の飯上警部補』

妃宮千早「(警察の方か……梶浦先生は手配が早いなぁ)」

安藤「お疲れのところ申し訳ございません。先日の事件に関して、お伺いしたく参りました」

飯上「……失礼を承知でお聞き致しますが……宜しいでしょうか?」

妃宮千早「はい。問題ありません。」

飯上「では、二日前の――」

 千早は記憶に残っている限りの事の内容を、懇切丁寧に数十分にかけて男性二人に説明を行う。

安藤「――なるほど。実を申し上げますと……以前にも数軒、同じ手口で強姦事件が発生しておりまして」

飯上「ただ、今回の様に薬物が使用されておらず。恐らく、犯人グループに薬物関係者が加わった可能性あります」

妃宮千早「僕としては、誰が加わろうとどうでもいい話です。ちなみに犯人の目星は付いているのですか?」

安藤「い、いえ申し訳ございません。今回は事の重大性から、御門本部長の直接指示の元、神奈乃県警の総力を上げて犯人逮捕に全力を尽くします」

妃宮千早「(しまった……御門本家の人間が神奈乃県警察に居たんだ……)」

飯上「それでは進展があり次第、ご連絡をさせて頂きます」

妃宮千早「理解されているかと思いますが……必ず、外部に情報が漏れないように――」

安藤「御門本部長より、耳が張り裂ける程にキツく注意されておりますので、ご心配いりません」

飯上「――では失礼致します」

 男性二人は千早の病室を後にする。

妃宮千早「(んー、大丈夫だと思うけど……心配しても仕方ないか)」


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