過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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142: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/23(日) 04:20:13.96 ID:T/SY+gZKo
烏橘沙世子「(初音……バレちゃったけど、どうするの?)」

皆瀬初音「(強行採決……しちゃったら、生徒会の名に泥を塗る事に――)」

三条静羽「どうなんですかっ! 初音お姉さま、答えて下さい!」

 その時、遠くから廊下を駆け走る足音が聞こえてくる。
 その姿は――。

七々原薫子「はぁ……はぁ……。お、お待たせ初音っ!」

 会議室の扉を勢い良く開くと、そこには発禁処分の学院新聞と報道部のビデオが山盛りに入った、箱を抱えている薫子が立っていた。

皆瀬初音「(さ、さすが薫子ちゃん! グッドタイミングだよ!)」

 薫子は初音の目の前の机に箱を置いた。

皆瀬初音「皆さん、ごめんなさい。生徒会が事前に用意したビデオは、風紀上お見せできませんが……この大量の証拠から見せれる物をお見せします」

 さくらと耶也子がビデオ視聴の為、液晶テレビとプレーヤーの設定を始める。
 初音は……大量の証拠の中からほ、報道部に依頼されたビデオを探す。
 報道部は律儀な事に、依頼者のビデオを一つ一つ、複製し保管していた。

三条静羽「あっ……あうぅ……」

七恵莉花子「(まさか……見つかるだなんて――終わったわね)」

三条静羽「(七恵お姉さま、ご、ごめんなさい……)」

七恵莉花子「(口を酸っぱくして、依頼者のビデオは処分しさないって言ったのに……まったく静は……)」

皆瀬初音「沙世ちゃん、これはどうですか? あれ……駄目? そうですか――」

 初音が手にとったのはニ〇〇一年のエルダーと下級生の淫行を盗撮した映像だった。
 もちろん、沙世子からストップが掛かる。
 とりあえず、初音は見せれる様な物を探し――見つけたものは……薫子の更衣室での着替えを盗撮したものだ。

皆瀬初音「沙世ちゃん、これはどう?」

烏橘沙世子「いいんじゃないかしら。私はあまり興味ないけれど」

皆瀬初音「薫子ちゃん……ごめんねっ!」

七々原薫子「……へっ?」

皆瀬初音「――では皆さんには、一ヶ月前に盗撮された……二年○組、○○様依頼品の『エルダー・七々原薫子・体育館更衣室での生着替え』をお見せ致します!」

七々原薫子「――え、えぇぇっ! ちょ、ちょっと初音っ! ストップ!」

 不穏な空気が漂っていた、会議室内が一気に湧き上がる。
 薫子の必死の抵抗も虚しく、ビデをはプレーヤーにセットされ映像が流れ始める――。
 何とも……絶妙な位置から、盗撮された映像だ。

七々原薫子「――まったく……千早ったら、んしょっ……あたしの気も……んんっ、知らないで――」

 映像は五分程度あり、薫子が体操服に着替える姿が淡々と映し出されている。
 全て見るのも、薫子が可哀想なので初音は切りがいい所でビデオを切った。

皆瀬初音「皆さん、これで真実は判明したかと思います。またここには、数十年分の発行禁止処分が下った、学院新聞もあります」

烏橘沙世子「また投票には、私と初音、さくらと耶也子は無投票と致します。代わりにお姉さまが投票を行います」

皆瀬初音「これにより、生徒会側十四名に対し、各部の部長さん側は十六名となります。これで人数の不公平性は覆されたと思います」

烏橘沙世子「――では、皆さんお手元の用紙に処罰に賛成または反対かを記載し、目の前の投票箱に――」


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