過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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[saga]
2014/03/23(日) 05:57:02.25 ID:T/SY+gZKo
七恵莉花子「……静、行きましょうか――」
三条静羽「はい……七恵お姉さま……」
部室に戻り、部員達に説明をしなければいけない二人の気分は沈みがちだ。
重い足取りで、会議室を後にする静羽を初音は呼び止めた――。
三条静羽「――初音お姉さま……何か用ですか?」
皆瀬初音「ごめんね。静羽ちゃんって呼んでいいかな?」
三条静羽「お好きに呼んで下さい……」
七恵莉花子「し、静、放っといて行こ?」
三条静羽「初音お姉さまに言いたい事もあるので……七恵お姉さま、先に戻っていて下さい」
七恵莉花子「――分かった。……皆瀬さんっ! もし静に手を出したら……ただじゃ済まさない!」
七恵は初音に忠告をし、足早に去っていった。
三条静羽「それで……早く用件を」
皆瀬初音「――あっ、そうだったよね。単刀直入に聞くけど……生徒会に興味ない?」
三条静羽「ありませんっ! さっきのでどうすれば生徒会に好感を持てるんですかっ!」
皆瀬初音「ご、ごめんね。そうだよね……でも静羽ちゃんのあの弁明――凄かったから」
三条静羽「一つだけ言っておきます。私が凄い訳ではなく――生徒会が弱すぎるんですよ」
皆瀬初音「えっ……」
三条静羽「こんな甘くて優しい温室で……温々と育まれた花々に――私が負ける筈がないっ! それでは失礼しますっ!」
皆瀬初音「静羽ちゃん……ま、待って!」
静羽を追いかけようとした初音だったが――足が止まる。
烏橘沙世子「初音、何やってんのよ。早く行くよ」
皆瀬初音。「――えっ、あ、うん……今行くから――」
立花耶也子「沙世子お姉さまっ! これ生徒会の歴史に残りますよね?」
烏橘沙世子「さぁ、知らない」
立花耶也子「えぇ〜、そっけないですよ。じゃあ会長のお心はっ!」
皆瀬初音「んー、私がこの事、書き残しておくから残るかな……?」
土屋さくら「もう……耶也子はうるさいっ!」
立花耶也子「だって、だってぇ〜。つっちーも気になるでしょ?」
土屋さくら「私はどっちでもいいってばっ!」
皆瀬初音「さくらちゃんも耶也ちゃんも楽しそうだね」
立花耶也子「まったく……浮かれ過ぎよ。滅多にないからって」
こうして千早を救う為でもある、新聞部および報道部の押さえ付けは、薫子の力もありどうにか無事に成功を収めた。
ただ……一点、初音の中で『三条静羽』と言う下級生の存在が消えずに残り続けた。
そして……後にこの生徒会と新聞部、報道部との事件は――『聖應の円卓裁判』と呼称される様になる――。
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