過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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146: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/23(日) 08:15:49.98 ID:T/SY+gZKo
 数十分後、警察が来ている事を伏せて、ロビーに研究員全員を集め終えた。

安藤「(もしこの中に居るとするなら、警察が来たと言えば……動揺する筈、ちゃんと見とけよ)」

飯上「(分かってますよ)」

安藤「――皆さん、お忙しい中、お集まり頂き申し訳ございません。私共は神奈乃県警の者です」

 一瞬、どよめきが起きる。
 当たり前と言えばそうだ――突然、警察が来たとなれば驚くのも無理は無い。

男性1「(おいおい……冗談だろ……)」

安藤「ある事件を操作中でして――お気分を害されるかも知れませんが、少し顔と体を確認させて頂きます」

 飯上と坂野が研究員、一人一人の顔と表情、体格を似顔絵とデーターとで照らし合わせ確認していく。
 男性は逃げるか、逃げまいか……迷っている。
 このまま素通りされる事を祈り、男性は静かに平静を装いながら立ち尽くす。

飯上「安藤さん、ちょっと――」

安藤「――うん。まぁそうだな。失礼ですがお名前は?」

男性1「(大丈夫だ……まだ分かっちゃいない)」

安藤「顔色が悪いですが……大丈夫ですか?」

男性1「はい、大丈夫です。芳田と云います」

安藤「芳田さんですか……。失礼、ご年齢と六日前のお昼からどちらに?」

男性1「二十四です。六日前は……自宅で休んでいました」

安藤「ほう……自宅に居た事を証明出来る方は?」

男性1「独り身ですので居ませんね」

安藤「そうですか。なら質問を変えます、この女性をご存知ですか?」

 安藤は胸ポケットから千早の写真を取り出し、男性に見せ問いかける。
 あえて男性とは言わずに――。

男性1「い、いえ……まったく知りませんね」

安藤「そうですか……いえ、ご協力感謝致します」

男性1「(な、なんだよ。バレてねぇのか……肝冷やしたわ)」


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