過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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147: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/23(日) 08:16:17.29 ID:T/SY+gZKo

 安藤は男性から離れていく振りをする。
 だが……ポケットに入れておいた、小瓶に入れた砂糖を中身が見えない様に取り出す。
 そして――安藤は咄嗟に振り向き、男性に剥けて小瓶に入っている砂糖を顔に剥けて勢い良く振り掛けた――。

男性1「うわっ! な、なんだよこれ!」

安藤「す、すいません――」

 安藤は男性に見えるよう、持つ場所を変え中身が少し見えるように小瓶を持つ。

男性1「っ……そ、それ……アポシン125じゃ……っ!」

安藤「あれそうでしたか? まぁ私には何か分かりませんが……お顔を汚してしま――」

男性1「ど、どけっ!」

 男性は青ざめた顔をし、お手洗いに駆け走る。
 安藤は男性を追いかけ、惚けながら言葉にする。

安藤「先程のは砂糖ですよ。ご心配お掛けしてすいません……」

男性1「――はっ?」

安藤「いやー、それにしても凄いですね。砂糖の粒子と酷似した薬品なんて、ごまんとあるのに……貴方は迷いなく、アポシン125と答えた」

男性1「そ、それは……この第三保管棟は劇薬ばかりで――」

安藤「確かに、でも記録上では……アポシン125は一度も使用されていないですよ? アポシン125がどの様な薬品かを理解していないと当てる事なんて到底――」

男性1「だから……ここは――」

安藤「そう。劇薬ばかりを取り扱う第三保管棟ですね。でも使用記録がない……と言う事は誰も使用した事がない」

 安藤は男性の隣に近寄る。

安藤「おかしな話ですよね。使用した人間なんて存在しないのに、一発でアポシン125だと分かるのは……」

男性1「っ……だけど……」

安藤「そうそう――それと他の薬品と一緒にアポシン125を持ち出す貴方の姿がバッチリ映ってましたよ。こんな茶番をしなくても、分かっていましたよぉ」

男性1「はぁ……なんだよそれ。なら最初から分かってたんじゃねぇか……」

安藤「ははっ、こんなベタなドラマ展開をやってみたかったもので――飯上、坂野……連れて行け」


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