過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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156: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/24(月) 05:48:26.37 ID:Pjrjyh1Co
 香織里は立ち上がり、俯いている千早に近寄る。
 そして――千早を優しく包み込むように……身を乗り出し、そっと抱き締めた――。

妃宮千早「っ……か、香織里さん?」

神近香織里「だから……千早の全てを……私が――いえ、皆で受け止めて支えてあげる」

妃宮千早「香織里さん……」

神近香織里「そしてもし、離れていく人間が現れたとしても――私は……千早に嫌われても、突き放されても……しがみついて離れて上げないから――」

 香織里は千早を更に強く抱き締める。
 表情は窺えないが――微かに、香織里のすすり泣く声が千早には聞こえた。
 千早は――心から分かり合える人間なんて存在しないと、これまで思い続けてきた。

 その思いは――今も不変だ。
 ただ……香織里の言葉、涙――そして千早を思う行動。これが香織里の冗談――嘘だと受け流す程、千早は出来損ないの人間ではない。 


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