過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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[saga]
2014/03/18(火) 06:27:51.46 ID:hyiqkkxeo
――午後ニ時五〇分、市崎市内の救急病院内にて。
香織理は櫻館に居る、初音に連絡を取る。
勿論、千早が男性であると言う事は伏せて、初音に事情を説明し始めた。
神近香織理「――えぇ……分かってるわ。恐らく学院側にも今回の事は伝わる筈よ」
皆瀬初音「そう……ですね。私からも緋紗子先生には、公表しないよう明日にでも念を押しておきます」
神近香織理「そうね。その方がいいわね。後、陽向や優雨ちゃん達には伝えないようにね。それと薫子は一旦、帰らせるわ。それじゃね」
初音との電話が終え、千早が居る病室に戻る。
香織理の読み通り、医者が言うに千早は極度の衰弱状態にあるらしい。数日間は意識を取り戻さない可能性があるとの事だ。
神近香織理「後は私と史ちゃんで診ておくから、薫子は戻って休みなさい」
七々原薫子「いやだ……千早から離れたくない……」
神近香織理「気持ちは分かるわよ。でも、薫子と千早が同時に学院に居ないとなると、一部の生徒が嗅ぎ回る可能性があるわ」
七々原薫子「……どうでもいいよ。嗅ぎ回りたければ、勝手にすればいい」
神近香織理「全く、もしこの事が公にでもなれば……千早さんは学院に居られなくなるのよ? 分かってるの?」
度會史「ぐずっ……薫子……お姉さま。んぐっ、お願い……します。千早様の為にも――」
七々原薫子「史ちゃん――分かった。一旦、戻るよ」
神近香織理「正面玄関にタクシーを停めてあるわ。一旦、休んでから、三限目ぐらいに登校しなさい」
七々原薫子「それじゃ……香織理さん。後は任せるね」
神近香織理「えぇ。それと薫子、その顔で登校しちゃ駄目よ。一瞬で泣いてましたって事が分かるわよ」
七々原薫子「うん……分かった」
後の事は史と香織理に任せ、薫子は救急病院を後にし櫻館に戻った。
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