過去ログ - 少女「のんべんだらりと」
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15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/10(月) 22:40:31.04 ID:ZI/zw+4DO
 黒く塗り潰された影絵のような人々が、地平線の向こうでゆらゆらと揺れている。
 わたしはみんなと合流したくて走り続けるが、走っても走っても影には追いつけずに距離は開いていく一方。
 疲れた。
 わたしが足を止めたところに、ちょうどよく魔王が降臨。

魔王「乗るかい?」

 ナイスバリトンボイス、ナイス魔王。
 でも魔王はちょっと……。

商人「乗るかい?」

 事故るって知ってるので遠慮します。
 ……? 事故?
 言ってから思い出す。そして高速理解。
 あっ、これ夢か。
 景色が溶けていく。目覚めが来る。
 うむ、今回の夢は60点。もう少し頑張れわたしの脳味噌。
 意識が覚醒していく。
 夢と現実の境界が朧になると、夢はシャボン玉のように呆気なく割れて消えた。


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