過去ログ - モバP「ブラ、透けてるぞ」
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12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/11(火) 16:46:54.04 ID:I62kEiHOO


(お通夜の会場みたいだ)

 あくまで心中でそう呟く幸子。
 アイドル事務所とはとても思えない死んだ空気に、幸子はやれやれと首を振った。
 が、この状況下において、何よりも強く違和感を発しているのは。

「……申し訳ありません、その件に関しましては、今分かるものが居りませんので、また折り返し――」

 これだ。

 幸子の後方で電話対応をしているのは、島村卯月。
 この事務所の中で、アイドルとしてなら一番年長の彼女は、普段通りの明るさで、だけど丁寧に電話に応じている。
 違和感の原因は、別に卯月の様子がおかしいとか、そう言う訳ではなくて。
 おかしい、と言うのは、彼女が電話に出ていること自体がおかしいのだ。
 

 確かに、この事務所はアイドルの数が少なく、同じくバックアップする人員の数も少ない。
 少ないと言うか、一人だけだ。

 千川ちひろ。
 彼女がこの事務所唯一の事務的な裏方であり、無論、普段電話を受けているのも彼女だ。
 しかし、彼女が他の電話に出ていたり、手が空いていなかったりする時は、その限りではない。




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