過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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134:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 20:33:14.84 ID:ygwalSWe0
ミサカミコトは、心を閉ざした生徒に優しく語りかける先生のように。言葉を紡いでいく。

『そもそもさ、持とうとして持った訳じゃないんでしょ、その力だって。

アクセラレータを発現する資質があって、研究者に目をつけられて、好き放題やられて第一位になって。

そしたら今度は、他人が勝手に挑んできて勝手に傷ついて。
だったらアンタは悪くないわよ。『うるせェ』むしろそれで傷ついて、もう誰も傷つけないために、
挑まれもしないために無敵を目指そうなんて。
確かに方向性は間違ってるけど、アンタは優しい。
『うるせェよ』そりゃ、127回殺されたことに関しては私も思うところもあるわ。

127回分の経験は全て記憶にあるしね。それで思い返してみれば、今まで必死で全然気が付かなかったけど―――

アンタ、最後の瞬間は、いっつも泣きそうな顔だったわよ。
アンタどんな気持ちで私を殺してきたの?『黙れ』本当はアンタ、誰も傷つけたくないし、私の事も殺したくなかったんじゃないの?

人形だと聞かされても、ちゃんとした一人の人間だって、生きてるんだって、確信してくれてたんじゃないの?
『もォ黙ってくれ』だから――許せないとかそれ以上に、アクセラレータ、私はアンタが可哀想。

こんな方法しか選べなかったアンタが。『うるせェっていってンだろ』誰にも相談できず、力故に孤独だった、アンタが。

でも、その力故に孤独になってしまうのは私もよくわかる。

―――だから、友達になりましょう?そしたら、127回の事はチャラにしてあげる。アンタはもう誰も傷つけない。

アンタに挑戦しようとするやつには、私がお説教してやるわ。
アンタはもう孤独じゃない。無敵になる必要もない。だから――――――』


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