過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 20:34:52.85 ID:ygwalSWe0
『どうして、こうなっちゃったんだろうね』
ミサカミコトは、哀しかった。目の前の優しい少年が、こんなことになってしまったことが。ただ、ひたすら哀しかった。
それを知ってか知らずか。アクセラレータには、振りきることしか出来ない。
『――もォ知ったことじゃねェ。それでも、それでも俺は!!!引き返せねェンだよォォォォォ!!!!!』
それは、心の底からの覚悟。
もしかしたら。第一次実験でこのやり取りが行われていれば。
アクセラレータは、かつてもう一人の一方通行が犯した過ちを繰り返すことなく、ミサカミコトという最大の理解者を得ていたのかもしれない。
だが、時は、戻りはしない。
ミサカミコトを127回潰したという事実は消えない。いや―――
彼はこういってたではないか。
『127回もオマエをぶち殺して、いや、127人の「御坂美琴」をぶち殺しておいて』、と。
まったくミサカミコトの指摘通りで、もはやミサカミコトは―――あるいは初めから、彼には人形になど見えてはいなかった。
だからこそ、アクセラレータは自身にもう戻れないと言い聞かせる。
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