過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 20:36:44.20 ID:ygwalSWe0
―――ここにはいない黒桐幹也は、かつてこういったことがある。
罰というのは、その人が勝手に背負うもの。その人が犯した罪に応じて、その人の価値観が自らに負わせる重荷。
それが、罰。良識があればあるほど、自身にかける罰は重くなる。
だから――もしアクセラレータがこの場でミサカミコトの手をとれば、きっと彼は幸せになる。
そうすると、アクセラレータが幸せに生きれば生きるほどに、彼の罰は重くて辛くなる。
自身が招いた傷ではあるが、その心の傷は永遠に癒えることはない。
それはふとした弾みで思い出される。
また、ミサカミコトがアクセラレータを許せば、もやは誰も責めてくれない。
なら、自責するしかない。殺戮を重ねる身になるには、アクセラレータには、心の奥底で、良識がありすぎたのだ。
心の深淵に優しさをしまいこんだ第一位。
自らの悪を討ち滅ぼし善性を得た第二位。
かつてのこの二人は対称的であった。破壊と創造だの、第一位の第二位だのといううわべの話ではなく―――――
大切なものを守るためになら戦える者と、ただ憎い敵を潰すためになら戦える者、である。
しかし、垣根がこうなった今では本質的には非常に近いはずなのに。どちらも善性を持ち、大切なものを守ることのために命を懸けられる人間であるというのに。
どうしてか、こんなにも迎える結末が違ってしまった―――――
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