過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
1- 20
139:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 20:37:12.61 ID:ygwalSWe0
幸せな程に重い罰から逃れたくて。

自身が人に許されることも許せず。

アクセラレータには、どうしても、ミサカミコトの手をとる事が出来ない。

「アクセラレータ。
もしアンタが無敵になっても―――アンタは生きていけないわ。
アンタは優しすぎるもの。このまま無敵になったって、アンタの心の傷はいつまでも青いままよ」

「ならなくてもそォだろォよ。今さらおせェンだよ。何もかも。
ああ、確かに胸が痛ェよ。今にも張り裂けそォだ。こんなのが続くかと思うと、気が狂いそォだぜ。
――でも、そんなのは128回殺されるオマエに比べりゃ、大したことじゃねェ」



「―――力の代償がこの痛みなら、俺はいつまでだって受けてやる」

これもまた、明確な意思の込められた言葉で。

「これが罰だってンなら、死ぬまで背負い続けてやる」

アクセラレータは、腹を決める。


アクセラレータを蝕むことになる、罰。

良識ゆえの、罪の意識。
あったはずのハッピーエンドを手にできず、先へ進むしかなくなった、いや、そんな結末しか手にできなかった自身への戒め。

いつまでも残り続ける、切り裂くような胸の痛み。


――――――そんな、痛覚残留。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
547Res/405.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice