過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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170:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 17:31:48.84 ID:a2xbEWtP0
「また話が脱線してしまったな。さて、そういうわけで私は人形達に細工を施した。頃合いだと言ったのはね、黒桐。そろそろ――――作品達の結末も、最終章に入ろうとしているからだ」

「最終章、ですか」

ダメだ、これ以上は聞かない方がいいかもしれない。脳が警鐘を鳴らしている―――――

「そう、最終章。私の作品は、厳密には129体もあったのに、丸一日たった今ではたったの1体だ。―――信じられるか黒桐?
この学園都市のトップは、人に二ヶ月がかりの仕事をさせておいて、受け取ったかと思えば2日にして128体をダメにしやがったんだぞ。」

――――以来主は、アレイスター・クロウリーだったのか。それで、あんなにお金が入ったと。納得した。

しかし――――128体の人形をダメにするなんて、何に使われたんだろう。

そして、残り1体はどうなったんだろう?

いや、それもだけどもっと気になることがある。

「橙子さん。橙子さんは、人間を複製できる人形師でしたね?」

その人形は、本当に人形だったのか―――――?

「えらく察しがいいじゃないか、黒桐。――――その通りだ。私は129体の生命を生み出した。
そして、そのうち128体は無惨にも殺されてしまったよ。―――残り一体にな」

やはりか――――
橙子さん、あなたは――――

「そうなるって、分かってて依頼を受けたんですか」

「いんや?まったく。」

心底意外でした、みたいな顔をする橙子さん。なんだろう、少しだけ腹立たしい。


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