過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/12(水) 16:44:34.02 ID:ygwalSWe0
「無能力者狩りって、まるで能力者がみんなして寄ってたかって無能力者を傷つけようとしてるような言葉の響きだけど。
組織があるのか?それに、お前こそ、さっきから能力を使ってねえよな?」
そう。無能力者狩り、なんて言うわりには、さっきから能力を全く使わないのが上条は腑に落ちなかった。
「組織、かもな?知らねえよそんなこと。俺は俺でやってるだけだからな。
組織というなら、組織ぐるみだと思われる程度には、やつらを潰したい能力者が居るってことさ。
あと俺の能力だっけか、みたけりゃ見せてやるよ!!」
「このっ――――――!!」
男の言い分に上条が激昂し、なにか言いかけるが、通り魔がナイフを掲げるとナイフの刃の部分が突如液体と化す。
それらはどういう理屈か空中で静止し、水滴のような形にとどまる。
その様子を見た上条も、口を閉じ身構える。
その粒の一つ一つは夕日を反射して、非常に美しい輝きを放っていた。
だが―――次の瞬間、一斉にそれらは拳銃から放たれた弾丸のような速さで上条に襲いかかる。
その有り様は、美しくも、紛れもなく凶器の雨だった。
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