過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/12(水) 16:46:40.99 ID:ygwalSWe0
「!!」
上条当麻の右手に宿る神秘の力、幻想殺し――
だけでは、当然すべての弾丸を打ち消しきれず。
心の臓や頭を撃ち抜かんとするものだけは反射神経のみでとっさに右手を慌ただしく動かして打ち消したが、
両腕(幻想殺し以外)両足、腹、鎖骨周り等は撃ち抜かれ放題撃ち抜かれた。
「が……あッ……!!!」
「俺はレベル3の金属操作(メタルマスター)でね。…それよりお前、今なにをした?確かに俺はドタマと心臓も狙った、
それをかばった右手が無傷なのは何でだ?」
上条当麻は、もはや怪しいフレーズではあるが、一応ただの高校生である。
銃弾ではないにせよ、銃弾並に凶悪な攻撃など基本的にかわせるはずはない。
そもそも異能の絡まない武器や近接攻撃等にはめっぽう弱いのが上条当麻なので、
奇跡の右手無しであれば今ごろは死んでいただろう。
いずれにしても、もはや上条にはどうすることも出来ない。
幸いしたのは、金属操作の手元を離れた弾丸の動き自体が異能の力の範疇であったことだ。
もし金属操作が念力の部類の力で、ただ念力を打ち消すだけならば、弾丸そのものの勢いはそのままなので、あっさりと上条は殺されていた。
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