過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 16:51:26.85 ID:ygwalSWe0
プシャアアアア、という音をたてんばかりの『赤』が突如吹き出し、地を染め始める。
「……え?」
「……は?」
突然、男の右腕が、肩から綺麗に落ちた。
その切断面から、蛇口を捻ったように血が流れる。
何が起きたのか、上条にも通り魔にもわからなかった。
が、ただ上条だけは、通り魔の背後に人影を見た。
夕日に照らされるその人は、中性的で、美小女にも美少年にも見える美しい顔立ちをしている。
髪は、肩の辺りで乱雑に切りそろえられていて。
どういうわけだか、藍色の着物の上に赤い皮のジャンパーを着ている。
目は蒼い……が、瞳はなんだか紅いような色。
上条より1つか2つ歳上に見えるその人は、無表情で上条を見据えていた。
――その右手に、振り降ろしたナイフを持ちながら。
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