過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/13(木) 22:26:41.43 ID:a2xbEWtP0
「ダメなものはダメだ。―――いいかいインデックス、君はまだ子供なんだ。いくら頭に魔導書を持ってたって、君を危険な目に遭わせるわけにはいかない。上条当麻君が君をつれていかないのだって、君に傷ついてほしくないからだと思うよ―――――」
「わかってるもん!!」
怒鳴るインデックスの目には、少し涙が浮いている。
「でも、私だって、守られてばっかりは嫌かも!私だって一緒に戦える!スペルインターセプトくらいならできる!だから――――」
「ああ、わかったわかった、だから大声をだすな。アンチスキルが来たらどうするんだ」
「うっ………ひっく……」
「あの、橙子さん?本当に――――連れて行く気ですか」
「連れていかざるを得なくしたのはお前だろう黒桐。まったく、式に諭すようなトーンで一般論をいいやがって。これくらいの子には一番辛いんだぞ?そういうの。むしろ、怒鳴り散らされて怒られた方がマシなくらいだ」
うっ―――確かに、そうかもしれないけれど―――
「あとお前、自分が泣かした少女を置いていけるような薄情ものだったのか」
この人はまた、こうやってニヤニヤと人を誘導する。
悔しいけれど――――勝ち目はないか。それに、やっぱり僕が泣かしてしまったのだし、置いていくのはこの件でなくたって心苦しい。
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