過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:00:29.81 ID:gUNVYqIl0
「たいそうな翼を生やして、頭には輪まで浮かして―――天使みたいだな、お前。けど―――」
式の眼が、直死の魔眼へと切り替わる。
「天使だろうとlevel6だろうと、今のお前はただの破壊者だ」
アクセラレータの死の線を見る。しかし―――線が、見えない。左手に仏舎理を埋め込んだあの魔術師と同じだ。
「オレはお前みたいなヤツをみると、勝ち負けなんかどうでもよくて―――――」
右手で、抜刀する。
「殺さずには、いられないんだ」
「―――――、」
アクセラレータは困惑していた。
この女は、一体なんだ?あの眼―――あの眼は、いったいなんだと言うんだ。
自分はlevel6、無敵だ。恐れるものなどない。それなのに。己のうちの何かが、あの女に関わるなと警告する。
だが―――放っておいても、あの女は宣言通り自分を殺しに来るだろう。だったら――――
「上等じゃねェか。無敵の俺を殺すだと?――――――やってみやがれェ!!!」
アクセラレータの翼の光が強まる。
「式!お前、そいつを殺す気か!?ダメだ、やめろ!止めるだけでいいんだ!直死の魔眼は本人には使うなよ!!」
うるさいなあ。幹也かおまえは。
しかも余計なことをバラしやがって。
「いいからそこでじっとしてろよ上条。―――こいつは放っておくと次々人を殺す。この先煩わしいのもごめんだ、だからここで殺す」
かちゃり、と式の持つ刀が鳴る。
刀の柄を握り直した音。
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