過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:05:05.21 ID:gUNVYqIl0
そして。
、、、
両儀式は、眼を閉じたままで女性的な微笑をチラ、と上条に向けた。
――――だがそれは、決して温かい笑みではなかった。
「オオッ!!」
アクセラレータと式が、同時に眼をカッと見開く。
殺しあいが、始まった。
―――――この時アクセラレータは、眼前の女を恐れていた。
故に。絶対に殺さねばならぬと、直感していた――――――
式の動きは、アクセラレータの「オオッ!!」という叫びより早かった。
両儀式はアクセラレータの翼を、光線を、重力操作を次々かわしていき、かわしようがなければ殺していく。
しかし式の攻撃もまた、斬らねばならない空間ベクトルの壁に阻まれる。その死の線を瞬間的に見つけて斬り伏せる頃には、アクセラレータのまた次の手が両儀式を襲う。
昨年、荒耶宗蓮と戦ったときと同じ白い着物であったこともあり、その有り様はさながら閃光のように見える―――――
アクセラレータと式の攻防は、上条達の誰にもまともに見えていなかった。
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